木の芽もかなり吹いてきて、黄緑色の新緑がきれいな季節が訪れています。
今は薬草、山菜が旬の季節です。
春のお料理を少しご紹介したいと思います。
今は原木栽培の椎茸が旬で、雨が降るとにょきにょき出てきます。
挽家の林で栽培している椎茸は香りも強く味も抜群です。
そこでアマゴの稚魚をから揚げにして、そのうえに挽家で取れた椎茸と葱のあんを
かけたものがこれです。
アマゴは10cmほどの稚魚なので大変柔らかく、頭から尻尾まで召し上がっていただけます。
椎茸のあんとの相性が抜群です。
葱も当然うちの畑で採れた無農薬栽培のものですから、香り甘みともに申し分ありません。
先付けは左から、蕗味噌、アサツキ、コゴミの玉味噌がけ、ツクシの煮物です。
蕗、天然アサツキ、コゴミ、ツクシすべて敷地内で採れた新鮮なものです。
挽家で使用している卵はもみじという品種の鶏の卵です。
近くで養鶏を営む熊崎さんが大変こだわって飼育されており、餌には配合飼料のほかに龍の瞳(お米の名前)、オカラ等を発酵させたものを使用しています。
殻は固く卵の黄身も箸でつかんでも壊れません。
この新鮮な卵を使った茶碗蒸しです。お客様から大変喜ばれております。
山菜、薬草も今が旬で天ぷらにして召し上がっていただいております。
左から
カキドオシ 血糖値を下げてくれる効果があるとされています。
大変繁殖力が強く垣根を通り越して増えていくことから名づけられたそうです。
タラの芽 言わずと知れた美味しい山菜です。天然ものの肉厚がたまりません。
コンテツ(コシアブラ) 独特の風味を持ち、大人気の山菜です。
ヤブカンゾウ ユリ科の薬草でオレンジの百合の様な花を咲かせます。
蕾も大変薬効があります。
食べ過ぎや不眠などに効果があるとされています。
コゴミ あくが少なくぬめりがあり、胡麻和えや胡桃味噌とあえてもおいしいです。
挽家の河の近くの敷地で立派なものが採れます。
ヤブカンゾウの胡麻和え
湯がいてかじると甘い味がします。
胡麻和えにすると食感もしゃくしゃくして、お客様にも大変好評です。
これからは筍が取れ始めるので楽しみです。
また、挽家には黒竹が植えてあるのでこの筍はえぐみも少なく焼いて食べると最高ですよ。